中小企業向け省エネ診断事業が始まります！
2023年度から３年は、省エネ活動のビッグチャンスになりそうです！
経済産業省は供給網の省エネを進めるために、中小製造業向けに3年間で5000億円の補助枠を設けると発表しました。
大手企業が取引先を含めた供給網全体の脱炭素を目指している中で、中小企業の脱炭素を進めるためのものです。
前回のメルマガでご案内した（今回の記事３で再掲）省エネ補助金や、中小企業の省エネ診断事業が始まります（記事１で紹介）。また、継続事業の省エネお助け隊での省エネ診断もあります（記事２で紹介）。
老朽化したエアコン・チラー・ボイラー・コンプレッサー等の省エネ更新のチャンスです。
省エネ診断は補助金獲得の加点にもなりますので、中小企業の皆様は、まず省エネ診断を受信してはいかがでしょうか。
大企業の皆様は、サプライチェーンの中小企業に省エネ診断や省エネ補助金の活用を促進して、Scope3の削減を推進してはいかがでしょうか。
中小企業向け省エネ診断事業が始まります！
令和４年度補正予算での、中小企業向け省エネ診断事業が始まります。1/13にポータルサイトが開設されました。
詳細は今後の発表となります。
１割負担でユーティリティ設備や生産設備の省エネ診断が受けられるようです。企業負担は1.4万円程度。
４月以降に事業が開始されますので、興味がある企業はポータルサイトをチェックしましょう。
↓ 省エネ診断事業ポータルサイト
設備を点検して光熱費削減 省エネルギー診断 (shoeneshindan.jp)
省エネお助け隊の中小企業省エネ診断
継続して実施中の、中小企業向け省エネ診断事業です。
企業は１割負担（1～1.5万円程度）で「省エネお助け隊」による診断を受けることができます。
また、診断後に個別の省エネ支援も受けることができます。
ほっとコンサルティングも、埼玉県・茨城県で診断員として参加しています。
申し込み期間の制限はありません。事前相談は無料ですので、話を聞いてみてはいかがでしょうか。
↓ 省エネお助け隊ポータルサイト
省エネお助け隊ポータル ～ 中小企業の省エネ推進 ～ (shoene-portal.jp)
（再掲）中小企業はこの補助金！省エネ設備更新補助金
今年度の第二次補正予算での省エネ補助金が激アツです！
特に中小企業製造業においては、昨今のエネルギー価格の上昇への対策を打たないと、会社存続にも
影響がある状況となっているのではないでしょうか。
中小企業がかならず使いたいポイントは以下の通りです。
・予算が５倍に増える（100億円から500億円に拡大）ため、採択率が高まる。
・中小企業加点が強く見込める（今後３年間で中小企業に集中的に支援との記載）
・申請形態が多く、バイオマス等の特殊設備や生産機等も申請可能
４つの申請形式がありますが、使い易い形態を２つご紹介します。
1)指定設備導入事業
指定された設備を比較的容易な申請で導入できる形式です。
指定設備は、エアコンやボイラーやチラーなどのユーティリティ設備に加えて、工作機械・プレス・射出成型・
印刷機等の生産機も対象となります。
補助率：1/3、上限額：1億円
2)オーダーメイド事業
個別設計が必要なシステム設備への更新等の取組が申請できます。
例としては、バイオマスボイラー、嫌気性排水処理＋バイオマス発電、コージェネレーション、廃熱回収システム、
方式変更を伴う生産機導入等。
補助率：1/2（中小企業）、1/3（大企業）、上限額：15億円
申請時期は３月初旬～４月初旬になるでしょう。
中小企業はチャンスです！
１・２月に検討・準備を済ませておき、公募開始と同時に申請できる準備を行いましょう。
ほっとコンサルティングでも申請支援をおこないます。ご相談ください。
↓経済産業省令和４年度補正予算の事業概要（5ページ）
pr_hosei_221202.pdf (meti.go.jp)
