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COP28のまとめ

年末です。

先週末は自宅の大掃除をしました。とても暖かく掃除日和、というよりは暑いくらいで、Tシャツ一枚で掃除していました。
それもそのはず、九州では金曜日に133年ぶりの12月での夏日(25℃以上)だったとか!

一転、今週は真冬の寒さ。
気温差が激しく、体がついてきませんね。。
皆様、年末に風邪などひかないよう、ご注意くださいね。 

目次

COP28のまとめ


 第28回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP28)は「化石燃料からの脱却」などを盛り込んだ合意文書を採択し、終了しました。
この記事では、COP28の成果について分かりやすくまとめました。

COP28合意文書に盛り込まれた主な排出削減策
 1.30年までに再エネ3倍、エネルギー効率2倍
 2.対策のない石炭火力の段階的廃止に向けた取り組みの加速
 3.化石燃料からの脱却へ、この10年で行動を加速
 4.原子力、炭素回収、低炭素水素製造など排出ゼロ・低排出の技術を加速
 5.道路交通からの排出削減対策を加速
 6.非効率な化石燃料補助金の速やかな廃止
 7.過渡期の燃料の役割

 アラブ首長国連邦で開催されたこともあり、石油や天然ガスの具体的削減までは踏み込めない内容でしたが、石炭の段階的廃止や10年間での化石燃料からの脱却など、一定の方向性を見いだせたのではないでしょうか。

 以前に比べて、より現実的なCO2削減策になってきているように感じます。まずは再エネ3倍導入とエネルギー効率2倍。簡単ではないでしょうが、これによりCO2排出は半分以下になります。

 化石燃料については、石炭の廃止やガソリン補助金の速やかな廃止、10年間での廃止行動加速。石炭はCO2排出の側面と別に粉塵による健康被害がありますので、やはりやめるべきでしょう。日本は発電コストが安いため微粉炭+CCSで延命の方向性ですが、実用化には時間がかかりますので、化石発電の多い中国での運転停止を念頭に世界の流れに同調すべきではないでしょうか。

 ガソリン補助金はすぐにやめるべきでしょう。輸送コストに値上げ分を転嫁する法整備等をおこない、正しい市場競争にさらすべきです。アマゾン等の宅配は便利ですので利用しますが、輸送コストが増えれば宅配を控えるようになるでしょう。その結果、ガソリン由来のCO2は削減されます。

 経済学用語で、自分の経済性を優先させることで外部に負の影響を与えることを「負の外部性」といいます。
一般的には公害等の事象を指しますが、「便利な化石燃料使用でのCO2排出による地球温暖化」、これば人類が地球に与える最も大きな「負の外部性」でしょう。負の外部性を改善させるには、法規制・税金・有料化等で負の外部性の改善コストを使用者に負担させます。脱炭素でいえば、炭素税等の課金や排出権取引です。
コストが安いから化石燃料を使うことは許されないはずです。

 脱炭素への道のりは長いようで時間がありません。我々にできることは、まずは興味を持つこと。そして、小さなことからで良いので実行すること。省エネ・再エネ・電化などできることから検討してみましょう。

2024年省エネ補助金情報


 メルマガでご紹介している省エネ補助金ですが、来春のスタートが早まりそうです。今月中旬までの締め切りで事務局公募中ですが、ある情報筋によると、1月には公募が開始されるとのことです。
予定しているかたは少々急いだほうが良いかもしれません。

省エネ補助金おさらい

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2024年春省エネ補助金 令和5年補正予算解説 これ逃がすと絶対後悔します (youtube.com)

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