カーボンフットプリントの最新事例
今年の冬はスーパーエルニーニョで大変と、ニュースが報道していました。
スーパーエルニーニョはペルー沖の海水温度が例年より0.5℃高まること。今年はなんと2℃以上も高くなるとか。
これによって暖冬になり、スキー場のある日本海側では雪が少なく、一方で関東では大雪になるとのことです。
2023年は猛暑の夏で疲労困憊、追い打ちのようにスーパーエルニーニョでの異常気象に悩まされるのでしょうか。
カーボンフットプリントの最新事例
製品ごとのCO2排出量を算定するカーボンフットプリント(CFP)。
消費者の環境意識の高まりを受けて、販売企業が低環境負荷製品であることをアピールする動きが増えています。
CFPとは、製品・サービスの原材料調達から生産・使用・廃棄までに排出される温室効果ガス(主にCO2)を計算したものです。
最新のCFPの事例について簡単に紹介いたします。
自社のマーケティングにCFPを使えないか?考えてみる参考にしてみてください。
☆ユニ・チャームの日用品
大人用の紙おむつなどを対象に一部の品目で開示を始め、2025年にも主力商品の30品目前後まで増やすそうです。CFPが日用品にも広がれば、消費者が商品を選ぶ基準の一つになる可能性がありますね。
☆コーセーの雪肌精
主力のコスメブランド「雪肌精」のCFPを算定しました。輸送に使うトラックの積載率に加え、化粧水を含ませるコットンの使用量も加味し、緻密に算出したとのことです。今後は他の商品のCFPも算定し、マーケティングなどに生かす方針のようです。
☆ 電通のテレビCM
テレビCM・番組のCFPを算出するサービスのテスト運用を始めました。
移動距離や小道具などからCO2排出量を計算し、従来の手法に比べて実態に近い形で算出できるようです。このようなサービスの開発は日本初とのことで、海外を中心にCO2排出量の測定が求められることに対応していくとのことです。
ほっとコンサルティングでもCFP算定の支援が始まっています。
現在支援中の企業は、電機関連メーカーや自動車関連メーカーです。また、商談中ですが面白いなぁと感じているのは紙コップのCFP算定です。リサイクル紙原料を使用することで、プラスチックコップよりも大幅にCO2排出量を削減できます。
これらの企業に共通しているのは、CFPをマーケティングに生かすこと。
他社よりも環境負荷が低いことを差別化としてアピールしていきます。
【ほっと省エネ講座】エアコン・チラーの節電 最終兵器か!?
エアコン・チラーの節電に効果のある、ユニークな二つの製品についてご紹介いたします。
チラーの節電ユニットは、冷媒回路に取り付けることで冷媒の液化を促進し、消費電力を20~30%程度削減することができるものです。
エアコンの効率アップシートは、フィルター部分に静電気を除去するシートを取り付けることで、能力アップや消費電力の削減ができるものです。
どちらもメンテナンスフリーですので、まずはお試しに設置してみて、効果があれば本格導入してみては
いかがでしょうか。
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エアコン・チラーの節電