エレクトロヒートシンポジウム2025

そろそろ年末の気配を感じるようになってきた今日この頃。
2025年もあとわずか。

気候変動対策の中間目標年2030年まで5年を切ってしまうのですね。
脱炭素への逆風も吹き始めている「分断が進む世界」。我々の地球はどこに向かっていくのでしょうか?

目次

当社の配信が始まりました~エレクトロヒートシンポジウム2025


現在、大盛況開催中の「第20回エレクトロヒートシンポジウム」(WEB開催:入場無料)において、ほっとコンサルティングの「期間限定特別発表(最終回)」が11/19に公開されました。
1週間の期間限定公開となりますので、この機会にぜひご覧ください!

 ↓ 事前登録は不要。入場登録をすればどこからでもご参加できます。
期間限定特別配信 | 第20回 エレクトロヒートシンポジウム WEB開催 | 日本エレクトロヒートセンター

★公開期間 11月19日(水)~11月25日(火)

講演テーマ
 電化専門家による脱炭素経営支援(GHG算定、ヒートポンプ診断、ロードマップ策定他)

講演者
 ほっとコンサルティング株式会社 代表取締役 深澤篤志

概要
 脱炭素で最初に取り組むべきScope1・2・3算定と削減ロードマップ作製支援サービスを電化の専門家がご紹介
 熱・スコープ1・化石燃料を削減したい企業は必見です。

また、配信最終日の11月25日(火)15:00~、Zoomライブ相談セッション開催します。
期間中唯一の講演者(深澤)に直接ご質問いただけるチャンスですので、この機会にぜひご参加ください!
 ↓ ライブ相談セッション申し込みフォーム
ウェビナー登録 – Zoom

COP30中間トピックス


現在ブラジルで開催中の第30回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP30)では、世界の気候変動抑制に関する会議が開催されています。 その中から、気になる注目のトピックスについてご紹介いたします。

1)COPに登場した米カリフォルニア州知事、注目の的に
米国はCOP30に政府代表団を派遣していません。
一方で、米国の非国家アクターの脱炭素連盟である「アメリカ・イズ・オールイン」は10月末、100人以上の地方政府の指導者からなる米代表団がCOP30に赴くとする声明を発表していました。米カリフォルニア州のニューサム知事が11日までに、COP30の会場に姿を現し、トランプ米大統領がパリ協定の離脱を通告したことについて「忌まわしいことだ」と表現しました。一方で気候変動分野において「カリフォルニアは安定的で信頼できるパートナー」であるとアピールしました。現地での注目度がかなり高かったとのことです。
ニューサム知事は2028年の米大統領選への出馬も取り沙汰され、トランプ大統領に対し気候変動を武器に大統領選への布石としているとか。

2)日本企業団が農畜産の脱炭素を主導 
農畜産分野の温暖化ガス削減やカーボンクレジット創出拡大に向け、COP30において、農林水産省が設立した「みどり脱炭素海外展開コンソーシアム」参加企業である味の素・クボタ・メガバンクなど日本企業100社超からなるコンソーシアムの代表企業が登壇し、関連技術や投融資方針を訴求したとのことです。
日本企業が世界の畜農産分野の脱炭素のリーダーになることを期待しましょう!

3)ブラジルが主導、熱帯林基金
開催国ブラジルのルラ大統領肝いりの政策である国際熱帯林保護基金「トロピカル・フォレスト・フォーエバー・ファシリティー(TFFF)」が注目されています。国や民間セクターから資金を集め、投資で得た利益を森林保全の面積に応じて分配する仕組みです。
2026年までに100億ドルの調達目標に対し、現在はブラジル、ノルウェー、インドネシア、フランスなどが拠出し55億円に達したそうです。目標まではまだ到達していませんが、各国・企業の今後の参加に注目です。
ブラジルのアマゾンは「地球の肺」とも呼ばれ、多くのCO2を吸収していますが、一方で森林伐採により森林面積が急激に減少しています。TFFFの資金でアマゾンの森林が守られることを期待します。

4)日本に化石賞
11/14世界の環境NGOが参加する「気候変動ネットワーク(CAN)」は、温暖化対策に後ろ向きな国に贈る恒例の「化石賞」を日本に授与しました。残念ながら日本の「化石賞」受賞は常連です。
CCS(CO2回収・貯留)や水素やアンモニアと化石燃料での混焼発電を推進しているのが主な理由とか。
太陽光発電などの再エネ設備を設置する土地が少なく、他国からのエネルギー輸入に頼っている日本のような島国には、現実的な選択であると個人的には思いますが。

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